

水質を適正に検査し、維持することは温浴施設・プール等の問題への対策として欠くことのできないものです。 コストをなるべくかけずに効率的に、水質検査・維持を実現するための方法をここでは公開いたします。

水質管理が十分に出来ていない場合や洗浄時の洗剤の洗いのこしなど、日常的な管理が適切に行えていない場合に発生するのが「泡」です。他のトラブルの原因にもなりお客様の印象も悪いものとなってしまうため、対策を行うことが重要です。
温浴施設・ フィットネスプール施設での “泡対策”は・・・。 |
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◆有機物対策 ◆洗剤(界面活性剤)対策 |
有機物が残存する水には、泡が発生すると消えずに水面に残り外観上不快に見える場合があります。浴槽などでは、塩素不足や水の換水量ふそくが主な原因です。又ろ材の劣化が激しい場合・パッキン類の劣化により泡が発生する場合があります。
これらは適切な判断で早期に解決することが必要です。
又プールなどでは、浮遊している微細粒子が泡の原因となる場合もあり、疑集剤の適量使用で解決する場合もあります。

<事例> 泡対策 - 有機物対策
(泡対策 事例1(有機物対策)) プールN社様 : ろ材交換
浴槽などの掃除の際に、洗剤の洗い残しがあると、それが原因で泡が発生してしまうことがあります。このような場合は、消泡剤が有効です。
消泡剤とは、対象の発泡液に対してごく微量添加することによってその発泡を抑えることを目的としています。

<事例> 泡対策 - 洗剤(界面活性剤)対策
(泡対策 事例2(洗剤(界面活性剤)対策) 温浴施設C社様 : 清掃時の洗剤の洗い残し対策
(泡対策 事例1(有機物対策)) プールN社様 : ろ材交換
【発生トラブル】
以前のように一晩たっても水がきれいにならず、薬を投薬しても思ったように水の透明度が上がらなくなってしまっていた。それどころか、かすかに水面に泡のようなものが発生するようになってしまっていた。何か問題があるのではないかと言うことで問合せを受けた。
【提案内容】
【成果(BEFORE,AFTER)】
■BEFORE
従来であれば、一晩時間を置けば水の透明度は回復したものの、ある時から透明度の回復力が不十分になったように感じられていた。濁りのようなものが発生するようになってしまっていた。

■AFTER
【ポイント−ろ材洗浄とろ材交換】
(泡対策 事例2(洗剤(界面活性剤)対策) 温浴施設C社様 : 清掃時の洗剤の洗い残し対策
【発生トラブル】
毎回ではないものの、時々温浴施設に泡が発生する事がある。管理は適正に行っており清掃も行っているにもかかわらず、このようなトラブルがなぜ発生するのかはわからない。普段相談をしているメンテナンス会社に相談しても理由が分からないらしく、原因が何かを解明してほしいということで問合せを受けた。
【提案内容】
その後、清掃方法のアドバイスを行うとともに、水の入替時にその点を注意して清掃を実施するように提案した。
【成果(BEFORE,AFTER)】
■BEFORE
定期的ではないものの、浴槽の水面に泡が発生する事態が度々発生してしまっていた。
メンテナンス等、普段のメンテナンスを行っている企業がきちんとした履歴を残さずにその場の判断でメンテナンスを行っていたため、何が原因かが分からない状態であった。

■AFTER
今まで行われていたメンテナンスの体制の杜撰さについても理解いただくことが出来、弊社のメンテナンスサービスに切り替えていただけた。
